語句 | 意味・共通点 | 違い・使い分けのポイント | 例文 |
---|---|---|---|
修理 | 壊れたものを元の状態に直す | 機械や器物など、「物」に対して使う。 | 自転車のパンクを修理する。 |
修正 | 誤りや不十分な点を正しく直す | 文章、数値、計画、行動などの「誤り」に対して使う。 | レポートの誤字を修正する。 |
治療 | 病気やけがを直す | 人間や動物の身体の「病気やけが」に対して使う。 | 歯の虫歯を治療する。 |
旺盛 | 勢いが盛んであること | 意欲、食欲、好奇心など、内面から湧き出る勢いを表す。 | 彼の学習意欲は旺盛だ。 |
盛ん | 勢いがいいこと、広く行われること | 活動、行事、運動など、外に向かう活発な様子を表す。 | 校庭で盛んに運動会の練習が行われる。 |
公平 | えこひいきがなく、すべて equally に扱う様子 | 判断や処理の基準が偏っていないことに重点。 | 公平な審判を心がける。 |
公正 | 公の基準に従い、正しく偏らない様子 | 手続きやルールが正しく守られていて、不正がないことに重点。 | 公正な取引を求める。 |
※ これらの言葉の違いは、漢字一字一字の意味を理解するとより明確になります。例えば「修正」の「修」は“おさめる、整える”、“習う”という意味があり、「正」は“ただしい”という意味です。つまり“誤りを正しく整える”ことが「修正」なのです。
💡 学習のコツ:対義語は単体で覚えるのではなく、必ずペアでセットにして覚えましょう。そうすることで、語彙力が効率的に2倍になります!
※ 読み方が難しい漢字や特殊な読み方をする漢字には、(ふりがな)を付けています。読み方もセットで覚えましょう。
💡 学習のポイント:実際に問題を解くことで、知識が定着します。分からなくても、すぐに答えを見ずに一度考えてみましょう!
Q1. 「軽率」の対義語として最も適切なものはどれか?
答え: 2. 慎重
解説:「軽率」は「考えず軽々しく行動すること」。その反対は「注意深く、慎重に行動すること」なので「慎重」が正解。「重厚」は「重々しくて落ち着いている様子」、「丁寧」は「手抜きがなく、きちんとしている様子」を表します。
Q2. 「修正」の類義語として適切でないものはどれか?
答え: 3. 治療
解説:「修正」も「訂正」も「誤りを直す」意味で類義語です。「変更」は「変えて改める」点で共通します。「治療」は病気を治す意味なので、このグループの類義語ではありません。
Q3. 次の文中の空欄に入る適切な対義語を答えなさい。
「彼の態度は常に( 積極的 )で、決して( )ではない。」
答え: 消極的
解説:「積極的」の直接の対義語は「消極的」です。「物事に進んで取り組む」態度の反対は、「後ろ向きで、自分からは進んで行動しない」態度です。
※ これらの問題は漢検の出題形式を参考にしています。実際の試験では、文脈から適切な類義語・対義語を選択する問題が出題されます。
💡 効果的な学習法:以下のポイントを押さえて、効率的に語彙力をアップさせましょう!
「修」という字には“おさめる、整える”、“習う”という意味があります。
「正」という字は“ただしい”という意味です。
→ つまり「修正」は“誤りを正しく整える”ことだと理解できます。
「対」という字は“むかう、こたえる”という意味です。
→ 「対義語」は“お互いに向かい合う意味の言葉”と理解すると覚えやすいです。
対義語は単体で覚えるのではなく、必ずペアで覚えましょう。
例:
積極的 ⇔ 消極的、
普遍 ⇔ 特殊
こうすることで、語彙が一気に2倍になります。
似た意味の言葉はグループにしてまとめて覚えましょう。
例:
修理・修正・治療 → すべて「直す」という意味を持つが、対象が異なる
学んだ類義語や対義語を使って、自分で短文を作ってみましょう。
実際に使うことで記憶が定着し、使い方も身に付きます。
日常生活で学んだ言葉を意識的に使ってみましょう。
日記を書くとき、メモを取るときに、新しい語彙を積極的に取り入れることで、自然と身に付きます。
※ 一度にたくさん覚えようとせず、毎日少しずつ継続して学習することが効果的です。復習を忘れずに!
⚠️ 注意: これらのポイントを理解しておくだけで、ケアレスミスを減らせます!
反対の意味を持つ別の言葉です。
例: 「大きい」の対義語は「小さい」
単に「〜ない」という否定の表現です。
誤り例: 「大きい」の対義語を「大きくない」とするのは間違い
※ 対義語は反対の概念を表す別の語であり、単なる否定形ではないことを覚えておきましょう。
気持ちがよい・さわやか
天気がよい
大ざっぱ・あらい
利益計算
※ 同じ漢字でも、文脈や意味によって対義語が変わる場合があります。前後の文章からどの意味で使われているかを判断しましょう。
例:
💡 最終チェック: 試験前には、これらの注意点をもう一度確認しておきましょう。特に「否定語と対義語の混同」はよくあるミスです!