漢検2級に合格し、「次は準1級へ」と考えたとき、多くの人が2級と同じ勉強法の延長で挑戦してしまいます。ですが準1級は、2級とは別の試験と言ってよいほど性質が変わります。
まずは、2級との違い(レベル差)を正しく把握し、失敗しやすいポイントを先回りして潰すことが合格への近道です。
| 項目 | 2級 | 準1級 |
|---|---|---|
| 漢字 | 常用漢字中心 | 表外漢字が一気に増加 |
| 語彙 | 日常語が多い | 文語・専門語が中心 |
| 書き取り | 比較的素直 | 部首・構造が難解(似た字が多い) |
準1級では「見たことはあるが、書いたことはない漢字」が大量に出てきます。
つまり、「知っている」≠「書ける」が強烈に表れる級です。
2級では意味や読みから推測できた漢字も、準1級では通用しないことが多くなります。準1級で頻発するのは次のような失点パターンです。
準1級は範囲が広いので、最初から書き取り中心で積み上げないと間に合いません。
書き取り対策=合格対策と割り切るのがポイントです。
準1級は、意味が分からないと書けない漢字が多く出題されます。部首が意味と直結しているケースも多く、意味を知らないと字形を覚えにくいのが特徴です。
意味だけ覚えたり、読みだけ確認したりして、書けない字を放置すると本番でこうなりがちです。
「意味は分かるのに、1字も書けない」
これは準1級あるあるの失敗です。四字熟語は「難しい字」が狙われやすい分野なので、書ける字に変える必要があります。
不合格の理由は人によって違うようで、実はパターンがかなり共通しています。ここでは代表的な原因を重要度順に整理します。
最も多い原因です。「読みは取れているが、書き取りで大量失点」というケースが目立ちます。
準1級は書き取りが合否を決めるため、最優先で対策すべき分野です。
「書き取りが大事」と意識しすぎて、読み対策が後回しになるパターンです。準1級の読みは、2級よりも専門語・文語が多く、対策なしでは伸びにくい傾向があります。
四字熟語を「意味だけ」「読みだけ」で覚え、書き取りを避けると点になりません。四字熟語は、書きにくい字・見慣れない字が狙われやすく、差がつく分野です。
準1級は範囲が広いので、全部やろうとしないことが重要です。
まずは頻出から固め、得点が伸びる順に学習を組み立てていきましょう。