2級合格から準1級に上がる人が最初にやるべきこと
― レベル差・失敗例・不合格原因から学ぶ合格戦略 ―

漢検2級に合格し、「次は準1級へ」と考えたとき、多くの人が2級と同じ勉強法の延長で挑戦してしまいます。ですが準1級は、2級とは別の試験と言ってよいほど性質が変わります。

まずは、2級との違い(レベル差)を正しく把握し、失敗しやすいポイントを先回りして潰すことが合格への近道です。

① 2級と準1級のレベル差は「量」ではなく「質」

■ 出題される漢字の性質が変わる

項目 2級 準1級
漢字 常用漢字中心 表外漢字が一気に増加
語彙 日常語が多い 文語・専門語が中心
書き取り 比較的素直 部首・構造が難解(似た字が多い)

準1級では「見たことはあるが、書いたことはない漢字」が大量に出てきます。
つまり、「知っている」≠「書ける」が強烈に表れる級です。

■ 書き取りの難易度が急上昇する

2級では意味や読みから推測できた漢字も、準1級では通用しないことが多くなります。準1級で頻発するのは次のような失点パターンです。

② 2級合格者がやりがちな「よくある失敗例」

失敗①:2級と同じ感覚で勉強を始める

準1級は範囲が広いので、最初から書き取り中心で積み上げないと間に合いません。
書き取り対策=合格対策と割り切るのがポイントです。

失敗②:意味理解を軽視する

準1級は、意味が分からないと書けない漢字が多く出題されます。部首が意味と直結しているケースも多く、意味を知らないと字形を覚えにくいのが特徴です。

失敗③:四字熟語を「丸暗記」する

意味だけ覚えたり、読みだけ確認したりして、書けない字を放置すると本番でこうなりがちです。

「意味は分かるのに、1字も書けない」
これは準1級あるあるの失敗です。四字熟語は「難しい字」が狙われやすい分野なので、書ける字に変える必要があります。

③ 準1級 不合格の原因ランキング(再挑戦者向け)

不合格の理由は人によって違うようで、実はパターンがかなり共通しています。ここでは代表的な原因を重要度順に整理します。

第1位:書き取り不足

最も多い原因です。「読みは取れているが、書き取りで大量失点」というケースが目立ちます。

準1級は書き取りが合否を決めるため、最優先で対策すべき分野です。

第2位:読み問題の軽視

「書き取りが大事」と意識しすぎて、読み対策が後回しになるパターンです。準1級の読みは、2級よりも専門語・文語が多く、対策なしでは伸びにくい傾向があります。

第3位:四字熟語の丸暗記

四字熟語を「意味だけ」「読みだけ」で覚え、書き取りを避けると点になりません。四字熟語は、書きにくい字・見慣れない字が狙われやすく、差がつく分野です。

④ 2級合格者が「最初にやるべきこと」3ステップ

  1. 書き取り頻出漢字を先に把握する(まず頻出から固める)
  2. 意味と字形をセットで覚える(部首・構造の理解を入れる)
  3. 過去問で出題レベルを体感し、弱点を可視化する

準1級は範囲が広いので、全部やろうとしないことが重要です。
まずは頻出から固め、得点が伸びる順に学習を組み立てていきましょう。

まとめ

漢字検定(漢検)に合格!日本漢字能力検定合格案内所