採点者が目を光らせる!
知っているつもりの落とし穴漢字
【漢検準1級用-厳選20選】

漢検準1級に合格するためには、見慣れた漢字を正確に「書く」能力が不可欠です。しかし、形が似ている類字や、複雑な構成要素を持つ漢字は、知識があっても書き取りで失点しがちです。

ここでは、「知っているつもり」で特に間違えやすい漢字20字を厳選し、採点を意識した失点回避のキーポイントと、準1級必須の重要熟語をセットで解説します。この20字をマスターし、確実な得点源にしましょう。

🎯 失点回避のための厳選20字一覧

順位 漢字 読み ⚠️ 誤りやすい類字・混同 🔑 失点回避のキーポイント 📚 準1級必須の重要熟語
第1位 ユウ 優(やさしい)、愛(あい) 下部:「心」と「夊(すいにょう)」の組み合わせが正確か。特に「心」は画数が多く、形が崩れやすい。 憂鬱(ゆううつ)、憂慮(ゆうりょ)
第2位 ヒン 須(す)、頒(はん)、頗(すこぶる) 右側:「頁(おおがい)」であること。縦の線が「目」を貫通し、最終画は「ノ」ではなく「丶」。 頻繁(ひんぱん)、頻出(ひんしゅつ)
第3位 サク 措(お-く)、借(か-りる) 右側:「昔(せき)」と書く。「惜(せき)」と間違えると大幅な減点。偏は「金偏」。 錯綜(さくそう)、錯覚(さっかく)
第4位 コン 悤(そう)、墾(ひらく) 上部と下部:「上は「言」ではない。下は「心」。全体の構造が曖昧になりやすい。 懇切(こんせつ)、懇請(こんせい)
第5位 セン 纎(セン/異体字)、線(せん) 右側:「韱(せん)」。画数が多く、特に最上部の形と、中にある「一」を忘れやすい。偏は「糸偏」。 繊細(せんさい)、繊維(せんい)
第6位 カン 勘(かん)、湛(たた-える) 右側:「甚(はなはだ)」。特に「甚」の最下部の「皿」の書き方に注意。偏は「土偏」。 堪能(かんのう)、堪忍(かんにん)
第7位 錯(さく)、挫(くじ-く) 右側:「昔(せき)」と書く。錯と同じく「惜」と書き間違えるミスが多い。偏は「手偏」。 措置(そち)、措辞(そじ)
第8位 ハン 頒(はん)、煎(い-る) 部首:「火」と「頁(おおがい)」の組み合わせ。部首の取り違えが多い。 煩雑(はんざつ)、煩悶(はんもん)
第9位 ジョウ 乗(の-る) 右側:「乗」とは別字。右端の「刀」を省略しないこと。 過剰(かじょう)、剰余(じょうよ)
第10位 ソク 足(あし)、捉(とら-える) 右側:「足」。偏は「人偏」であり、「足」と書かないように注意。 促進(そくしん)、催促(さいそく)
第11位 フク 復(ふく)、腹(はら) 上部:「西」ではない。最下部の「攵(のぶん)」を忘れがち。 覆滅(ふくめつ)、転覆(てんぷく)
第12位 コウ 衝(ショウ)、衛(えい) 最上部は「行」。最下部の「大」を「土」などと誤らない。 均衡(きんこう)、衡量(こうりょう)
第13位 ショウ 歩(ある-く)、歩の異体字 右側:「歩」ではない。特に右端の「ヨ」の形に注意。偏は「水偏」。 交渉(こうしょう)、干渉(かんしょう)
第14位 ザン 斬(き-る)、替(か-える) 上部:「斬(ざん)」。下部の「車」とのバランスに注意。 暫定(ざんてい)、暫時(ざんじ)
第15位 ショウ 賞(しょう)、嘗(な-める) 右側:「尚(しょう)」。特に「尚」の上部と下部「口」の書き方に注意。偏は「人偏」。 賠償(ばいしょう)、代償(だいしょう)
第16位 組(くみ)、狙(ねら-う) 右側:「且(かつ)」。偏は「こざとへん(阜)」。こざとへんの筆順と形に注意。 阻止(そし)、阻害(そがい)
第17位 テイ 丁(てい)、灯(ひ) 右側:「丁(てい)」。偏は「ごんべん」であり、「てへん」などと誤らない。 訂正(ていせい)、改訂(かいてい)
第18位 カイ 壌(ジョウ)、懐(なつか-しい) 右側の「衰」の形と画数を正確に。中央の「口」と「衣」が崩れないように注意。偏は「土偏」。 破壊(はかい)、崩壊(ほうかい)
第19位 カン 暖(だん)、援(えん) 右側:「爰(えん)」。最下部の「友」が崩れやすい。偏は「いとへん(糸)」。 緩和(かんわ)、緩慢(かんまん)
第20位 キュウ 穹(きゅう)、穴(あな) 下部:「力」であること。「穴」冠との組み合わせで「穴」を「ウ冠」などと誤らない。 窮乏(きゅうぼう)、窮地(きゅうち)

📚 この20字を完璧にするためのアドバイス

このリストを活用し、合格に必要な正確な漢字力を身につけてください。

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